TOSHIBAの外付けHDD、 HD-AB20TWの電源が入らなくなったという事で、

お持ち込み頂きました。

早速、中からHDDを取り出して診断してみると、

基盤に通電してはいるようですが、モータが回っていません。

基盤の制御部分がショートしてしまい、モーターまで電源を供給出来ていない状態でした。

このモデルは基盤についているコネクタが一般的なSATAではなく、

直付けでUSBがついているタイプになります。

正常な基盤と交換して、固有情報の入っているチップを書き換えれば簡単なのですが、

基盤がショートした時に、ヘッドやプラッタに何か異常が起こっている可能性があります。

その状態で電源を入れてしまうと、ヘッドなどがより悪化してしまう事もあるので、

データ復旧専用設備で見れるように、SATAの基盤を交換します。

基盤交換完了して、さっそく設備で電源ONです。

読み込みヘッドは大丈夫そうです。・・・が、

やはり、プラッタ上で少しエラーが発生していました。

SATA変換にしておいて正解でした！！

石橋は叩いて渡らないとですね。

という事で、エラーはありましたが、ほぼ全部のデータを復旧することが出来ました。