DELL Inspiron 14 5425の修理事例です。

「電源を押しても、キーボードのバックライトが光るだけで画面真っ暗、起動しない」という故障症状でした。

診断したところ、こちらはBIOSの故障でした。

今回は修理時の写真を撮り忘れた為、作業中のスクリーンショットをご紹介します。(あまり分かりやすい画面ではないですが)

このスクリーンショットはBIOSの内部構造を表示してくれるツールの出力です。

BIOSの修理はバイナリエディタ上で行います。

と言っても、16進の情報だけでは理解するのは難しいので、ツールでこのように内部構造を可視化します。

そして、故障箇所にあたりをつけてアドレスを確認したら、実際にバイナリ上で修正します。

このプロセスを起動するまで繰り返すわけです。

もちろん慣れているので何度も繰り返したりすることはそこまでないですが、難しいケースだと何回もこの作業に向かい合う必要があります。

そして、成功したら知見が得られ、次回以降の修理にまた生かせるという仕組みになっています。

ざっくり説明しましたが、今回のケースはこのような流れで無事修理可能でした。

今までこのモデルについては記事にしていませんでしたが、調べたところ過去４回このモデルでBIOS修理を行っていました。

BIOSが破損しやすいモデルなのかもしれませんね。お困りの際はお気軽にご相談ください。