今回は、FUJITSUのノートPC FMVA56JRをお持ちいただきました。

数日ぶりにPCを立ち上げると、それまで使えていた特定ソフトが急に使えなくなったそうです。

その使えなくなったソフトは、バージョンアップすると再度購入し直さなければならないらしく、

現在使っているのは、現在ダウンロードすることの出来ない2009年発売のバージョン。

対応OSはWindows8まで。

現在、ソフトを立ち上げるとサーバーエラーが出て、何も動かせない状態。

そのソフト以外の動作は問題なく使えているとの事です。

このPCは、元OSはWindows8ですが、Winodws10にアップグレードして使っていたそうです。

Windows10非対応機種なので、早々にWindows8に戻して安全にお使い頂きたいのが修理業者としての本音ですが、

Windows8にリカバリをするとソフトや設定も消えてしまいますので、お急ぎという事もあり、

出来る限りお客様のご要望に沿った形でのご提案をさせて頂きました。

ソフトもPC本体もWindows10に対応していないのが、根本的な原因ですが、

それを言ってしまっては、お客様のご要望にはお答えできませんので、

ソフトが壊れてしまったのか、システム破損なのか、ネットワークやサーバー関連の問題なのか

色々と探ってみた所、びっくりするくらいピンポイントな直接的原因を特定できました。

Windows updateです。

最終更新日のものが２つあり、１つはクラウドバックアップ系の更新、もう１つはセキュリティー系の更新の物でした。

これをアンインストールすることで、ソフトが立ち上がり使える様になりました！！

アップデートの失敗だっただけなのかもと思い、

再度アップデートを試みると、またソフトは使えなくなりました。

やはり、原因はこの更新によるものだったと考えられます。

Windows10のupdateは自動更新が行われますので、また、ネットに繋いでいると使えなくなります。

という事で、強制的にWindows updateを停止させ、

ネットに繋いでいてもupdateを行わないようにしました。

やはり、updateを行わないことはセキュリティー面からみてもお勧めできませんので、

今回は、ソフトの延命措置としての修理という事をご理解いただき、納品させて頂きました。