「RAVCpl64.exe」「tmmon64.dll」のエラーで動かないFujitsu FMVA56KWYの修理事例
カテゴリ:Windows, アプリケーション修復, ウィルス・マルウェア感染 y.yamamura | 2019/05/28
今回、お持ちいただいたのは、Fujitsu FMVA56KWY AH56/K です。
起動して、Desktop画面まで表示されるが、エラーがでて、
消しても消してもたくさんのエラーが表示され、ソフトが何も動かないとの事です。
お持ちいただいた際に、一緒に確認をしていただきました。
確かに「OK」ボタンを押しても次々に立ち上がってきます。
「BtvStack.exe」
「igfxTray.exe」
「CheckBatteryPack.exe」
「CheckBatteryFW.exe」
「SynTPHelper.exe」
「jusched.exe」
「ONENOTEM.exe」
「NetworkPlayerServerHelper.exe」
「PGPanel.exe」
「OpHool32BitProcess.exe」
「ActiveDesktop.exe」
「RAVBg64.exe」
「RAVCpl64.exe」
総勢13個のエラーが出てきました。
このエラーはすべて共通点があります、
「正しくないイメージ」
「c:\windows\system32\tmumh\20019\TmMon\2.7.0.1050\tmmon.dll 又は tmmon64.dll」
「エラー状態 0xc000012f」
です。
起動しようとしているexeファイルに対してすべてストップをかけているようです。
そして、エラーが出ているファイルは、Windowsが起動するときに同時に起動する、「スタートアップ」項目に入っているものなので、ランダムに表示されているわけではありません。
この「TmMon」ファイルの正体さえ解ればすべて解決します。
結論を言うと、この正体はウイルスバスターのフォルダです。
ウイルスバスターが微妙なエラーを起こしている為、
ウイルスバスター自体は起動し動いているが、検査がしっかり出来ていない状態です。
アンインストールツールや削除用のファイルはexeファイルなので、使用できません。
手動で、レジストリやファイルを削除し、ひとまずウイルスバスターの動きを止めます。
その後に、完全アンインストールを行い、きれいになった状態で、再度インストールをします。
ということで、出来上がりました!!
起動時のエラーもなくなり、ウイルスバスターもしっかり守ってくれています。
普段は、ウイルス対策ソフトに対して、重たいソフトだなーとか、スキャン始めたなーとか、更新のポップアップ出てくるなーとか
いざ、ウイルスに感染しないと、イマイチありがたみを感じることの少ないソフトのように思いがちですが、
これだけエラーを出されると、正直、裏方ではありますが、今までもこっちが何かするたび、しっかり守ってくれていたんだなーと
改めて思わせれました。