HD-WL2TU3/R1J 重度物理障害データ復旧
カテゴリ:外付けHDD pcfixs_f.iino | 2019/05/31
Buffalo HD-WL2TU3/R1Jのデータ復旧事例です。
HDD2台が搭載されている外付けHDDですが、RAID1タイプのものになります。
RAID1というのは、ざっくり説明しますと、HDDが2台搭載されており、両方に同一のデータが自動的に保存される仕組みです。
この仕組みにより片方のHDDが故障しても、もう片方に正常データがあるため安全・・・のはずですが、今回のように2台とも同時に故障してしまうことも稀にありますので注意が必要です。
今回は、お客様ご自身でもデータ救出を試みたようですが、どちらのHDDもできなたとのことでした。
弊社での診断結果はそれぞれ次の通りです。
Disk1・・・4本あるヘッドの内1番ヘッドに損傷(劣化)あり。このHDDからのデータ復旧はヘッド交換作業が必須となります。
Disk2・・・こちらはヘッド3が劣化しかけ状態。ヘッド交換は不要。ただし、お客様がWindowsのディスク修復機能chkdskをかけてしまったので論理的に状態が悪化。こちらから復旧を進めるとフォルダ構造に一部損傷が出そうです。
結果的に、今回はお客様とご相談の結果Disk1からデータ救出を進めることになりました。
ヘッド交換実施後は劇的に状態が改善され、ほぼ全てのデータ救出に成功いたしました。
この度はご利用ありがとうございました。