【APFSのFusion Drive解除・SSD交換】MacOS Mojaveの換装修理事例
カテゴリ:HDD・SSD, Mac, ハードウェア y.yamamura | 2018/10/31
今回、お持込いただきましたMac mini (Late 2014)はFusion Driveが構成されていました。
Fusion Driveとは、高速なSSDと大容量のHDD、2つのデバイスを1つにフュージョン(合体)させ、
お互いの利点を最大限に生かせるように設計されています。
ディスクユーティリティやFinderには、1つのドライブとして認識されます。
今回のMac miniに搭載されていたデバイスは、1TBのHDDと128GBのSSDをフュージョンさせていたので、
Fusion Driveとしては1128GB(1.1TB)となります。
ご依頼内容は、 このHDD部分をSSDに換装して、すべてをSSDにしたいとのことでした。
Fusion Driveになっているので、HDD搭載の機種よりは高速ですが、すべての記憶媒体をSSDにすることで超高速PCを作り上げようということです。
私としても、どれだけ速度に違いが出るのか楽しみです。
ただ1つ、SSDにするにあたっての問題は、SSDが故障したときのことです。
Fusion DriveのままSSDに換装すると、どちらかのSSDが故障したときに、ただでさえ難易度の高いSSDのデータ復旧ですが、
さらにFusion Driveの難しさも加わってくるので、故障したときのダメージが大きいことです。
なので、おススメのご提案としては、SSDは2つ搭載したままで、片方をOS用。もう片方をデータ用にすることです。
そうすることで、どちらかが壊れてもOSかデータ、どちらかは残ります。
壊れないハードウェアは存在しませんが、構成や使い方によって、なるべくダメージを少なくすることはできます。
今回のPCは、最新版MacOS「Mojave」までアップデートされていました。
Mojaveになっているので、Fusion Driveでもファイルシステムは「APFS」に変換されています。
APFSのパーティション操作やFusion Driveの解除や構築操作も、従来のファイルシステムのHFS+時代のコマンドとは異なっています。
「Core storage」という概念がなくなり、1つの「Container」という箱の中にシステムを入れていく方式になります。
ということで、お客様に構成やリスクについてご相談し、方針が決まったところで作業開始です!!
OSやデータごと引き抜き、Fusion Driveを解除し、HDDをSSDに換装して、、、、、、
新たにAPFSでパーティションを構築し、OSやデータをもどして、、、
完了です!!
起動の時間がやってまいりました!手にはストップウォッチです。
・・・・・・・・・・。
起動は4秒。そんなに早くなってないです。
まぁ、元がFusion Driveなので、当たり前ですが。
つづいてが本命です。
たぶん、今回の作業の成果が一番発揮するであろうと思われる、重たいデータの読み込みです。
動画データの編集やPhotoShopの画像データの読み込みや保存です。
は・・・・速いです!!するっと開いて、するっと保存できます。思わず時間を測るのを忘れていました。
でも、まさしく、ストレスフリー。
超高速PCが出来上がりました!!
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