今回、お持ちいただきましたPCは2009年発売の

NEC VALUESTAR Wシリーズ　PC-VW770TG です。

かなりおっきいPCです。なんと、総重量21ｋｇ。

ブルーレイレコーダーの上にモニターが乗っているようなPCです。

エラーは、「S.M.A.R.T. status Bad」

HDDのSMARTエラーです。

今回、お問い合わせの際にPCは処分予定なので、データだけ取り出したいとご依頼いただいておりました。

さっそく分解してHDDを取り出していきます。

背面を外し、部品が見えてきました。

上部にはマザーやI/Oボード。

下部には電源ユニットやHDD・DVDドライブなど、どっしり系の物が配置されています。

いよいよHDDのお目見えです。

なにやら、HDDからSATAケーブル以外にも複数のコードが伸びています。

なんのケーブルなのかと思いながら外してみると・・・

冷却シートが出てきました。

上部にはCPU冷却ファンがついている為、全体に温度を下げることはできますが、

下部には電源ユニット内部のファンしかないため、かなり内部に熱が籠ります。

HDDも回していると結構温度が高くなりますので、HDDの熱を上部に流し、上部のファンで排熱できる機構になっていました。

これだけ考えられた構造になっている為、通常の一体型PCよりネジが沢山あり、かなり面白い分解でした。

HDDの状態は経年劣化による不良セクタによるものでした。

データは無事に取り出し、納品です。

大きいPCから小さいPCまで、いろんなPCに対応出来るよう日々研究しております。

どんな物でもお任せください。