【Seagate ST1000LM014】異音がして認識しない症状のデータ復旧修理事例
カテゴリ:データ救出・復旧 pcfixs_f.iino | 2021/08/31
Seagate ST1000LM014のデータ復旧事例です。
SSHD(ハイブリッドドライブ)です。
あまり数が流通していないのか、遭遇するのは比較的珍しいモデルです。
異音がして認識しないとのことで、データ復旧をご依頼いただきました。
早速クリーンベンチ内で開封して診断します。
すると事前の想定通りではありますが、磁気ヘッドが本来の位置に戻っておらず、内部で引っかかっている状態でした。
この磁気ヘッドを本来の位置に戻すだけでデータ復旧できる場合も多いのですが、今回はそうはいきませんでした。
実体顕微鏡で確認したところヘッドの先端(スライダ)が白くなってしまっています。この見た目のレベルですと完全に壊れていますので、今回のケースではヘッド交換が必須です。
また、白くなっているということは、プラッタと接触していることを示すのでプラッタにもダメージがある可能性が濃厚です。
今回は念のためプラッタをクリーニングしてからヘッド交換を行うことで無事認識に至り、そのままほぼ全てのデータ復旧が可能でした。
お役に立ててよかったです。この度はご依頼誠にありがとうございました。
同様の症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
Seagate ST1000LM014のデータ復旧事例です。
電源を入れてもモーターが回らない状態でした。
また、他業者によって、すでに開封された状態でご依頼いただきました。
診断の結果は磁気ヘッドの故障でした。
ヘッド交換を実施し無事認識成功、ほぼ全てのデータが救出可能でした。
本件、弊社に改めてご依頼いただいたということは、他社復旧不可?または価格がかなり高かったものと思われます。
お役に立てよかったです。この度はご依頼ありがとうございました。