【Seagate ST3000DM001】HDDを認識しない・開けない症状のデータ復旧修理事例
カテゴリ:HDD・SSD, データ救出・復旧 pcfixs_f.iino | 2019/09/18
Seagate ST3000DM001のデータ復旧を行いました。
PC内内蔵HDDとしてご依頼頂いたものを取り外してお持込頂きました。
故障症状は「異音はしないが、HDDを認識せずデータアクセスが一切できない」状態でした。
この症状、Seagate製HDDでは定番で、ほとんどの場合は問題なくデータ復旧できる内容になります。
(外見上は同じ症状でもファームウェアの壊れ方も様々で、その都度復旧方法は変わります)
今回は、かなりお急ぎとのことでしたので即作業に入りました。
3TBパンパンにデータが入っていましたがお預かりの翌日に超スピード納品させて頂きました。
復旧率もほぼ100%です!
2018年7月25日・新規ご相談の追記
IO DATAの外付けHDD HDC-LA3.0のデータ復旧事例です。
内臓されていたHDDはSeagate ST3000DM001です。
今回のお客様は他社で一度診断されていましたが、高額すぎたのでキャンセルされたそうです。
業界では有名な、高級データ復旧業者さんですね。
弊社での見積額は他社見積額の3分の1以下。
データ復旧も無事100%の救出に成功しております。
高額見積にお困りの方、ぜひご相談ください。
大手業者にも負けない技術力で対応させていただきます。
2018年12月27日・新規ご相談の追記
Seagate ST3000DM001のデータ復旧を行いました。
もともとLacie製外付けHDDに入っていたものを取り出してお持ちいただきました。
一度他社でも見積もってもらったとのことですが、改めて弊社にご依頼いただきました。ありがとうございます。
故障状態は不良セクタの発生(軽度物理障害)、ファイルシステム破損(中度論理障害)が発生しておりました。
いずれも適切に処置を施し、3TBほぼ全てのデータを無事救出いたしました。
2019年3月7日・新規ご相談の追記
Seagate ST2000SM001のデータ復旧事例です。
おそらく外付けHDDから取り外した状態でお持ち込みいただきました。
通電させても全く反応がない。とのことです。
診断したところPCB(基板)故障を確認。PCB交換を行いデータ復旧に成功。
PCB故障はHDDごとの固有情報が書き込まれているROMが破損していなければ100%復旧可能です。
今回は作業時間約1時間のスピード対応でした。
2019年4月6日・新規ご相談の追記
Seagate ST3000DM001のデータ復旧事例です。
映像制作会社様からお急ぎとのことでご依頼です。
診断したところ通電させても、全くモータが回転せず無反応な状態を確認。
この故障症状はPCB(基板)故障です。
ドナーPCBへ交換することでデータ復旧作業を進めます。
今回は在庫品でしたので、即ドナー交換を実施(ほとんどの機種を保有しています)
その後、正常認識を確認し100%のデータ復旧に成功しました。
今回は、お預かりから当日中の作業完了でした。
ご依頼ありがとうございました。
2019年4月12日・新規ご相談の追記
Seagate ST3000DM001のデータ復旧事例です。
こちらのHDD、NASにUSB接続していた外付けHDDに内蔵されていたものになります。
裸の状態でお送りいただきました。
全く認識しないとのことでご依頼いただきました。
診断の結果、ファームウェア障害が原因でした。中度物理障害となります。
データ復旧にはファームウェア修復が必須となります。
こちらのモデル、データ復旧業界ではポートロック品と言われるもので、
製造メーカー以外がHDDの管理領域にアクセスできないようなセキュリティが施してあります。
このHDDに対応した最新設備がないとロックが解除できずファームウェア領域にアクセスできません。
弊社では常に最新設備を導入していますので問題なく対応可能です。
ポートロック解除後はファームウェアを適切に修復し全データを救出いたしました。
この度はご依頼ありがとうございました。
2019年9月18日・新規ご相談の追記
Seagate ST3000DM001のデータ復旧事例です。
障害状態は「カチャカチャ異音がして、その後モーターの回転が止まる」状態でした。
重度物理障害 磁気ヘッド損傷で間違いありません。
経験上こちらのモデルでは、ヘッド損傷時にプラッタ(CDのようなもの)に接触しリングスクラッチを形成することがほとんどで
プラッタが無事であることの方が稀です。
たいていのデータ復旧業者では、このモデルのヘッド損傷の場合ほとんどのケースで復旧不可となります。
弊社ではプラッタにダメージがあった場合でも障害プラッタをバイパスする処置をとりますので、
復旧の可能性が残されています。
具体的には、このモデルの場合プラッタが3枚内蔵されており、表裏で使用しているので計6面、それぞれの面に対応するヘッドが存在しデータを読み書きしています。
6面全てが意味があるので傷がついた面をバイパスするということは復旧率の低下を意味します。
今回6面なので、1面に保存されているのは約16%程度のデータです。
例えば1面の損傷であれば 約84%、2面損傷であれば68%、3面損傷であれば52%程度です。
今までの経験上、1〜2面程度の損傷で収まることが多いため弊社では約68%-84%程度の範囲で復旧成功することが多いです(稀に6面全滅で復旧不可の場合もございます)
今回のケースは、診断の結果トッププラッタの裏側に多数のリングスクラッチを確認。
目視でも何本も筋が入っていることがわかります。光の加減で一部しか写真には写りませんがリングスクラッチと言って同心円状にプラッタ全体に何本も筋が入っています。
念のため目視ではなくマイクロスコープで覗くとこうなります。
残念ながらこの面に保存されていたデータは諦めるほかありません。
なお、この面を担当していた磁気ヘッドの状態はこちらです。
黒い部分がスライダと呼ばれる部位ですが、プラッタと接触し表面を削ってしまっているのでこちらも酷く傷ついています。
このように予想通りプラッタの障害は発生しておりましたが、不幸中の幸いで今回はこの面以外は全て無事であることが確認できました。
その後、最善を尽くすことで最終的には約87.8%のデータ救出に成功しております。
このレベルでの高度なデータ復旧サービスを提供している業者は、国内にはおそらく数える程しかないはずです。
当社はその中でも低価格であると自負しております。諦められないデータ、ぜひご相談ください。
2020年1月11日・新規ご相談の追記
Seagate ST3000DM001のデータ復旧事例です。
Lacie製の外付けHDDに内蔵されていました。
こちらの機種、他社復旧不可や高額見積などで弊社へご依頼いただきました。
故障状態は磁気ヘッド故障です。
磁気ヘッド交換を実施してデータ復旧作業を行いますが、ただ交換するだけでは、ほぼ100%に近いくらいデータ復旧できません。
理由はSeagate製HDDは磁気ヘッド故障が発生すると、プラッタにもスクラッチと呼ばれるダメージが発生しているためです。
磁気ヘッドを良品に交換しても、プラッタのスクラッチにより再度、磁気ヘッドが損傷しデータ復旧不可となります。
今回も確認したところ想定通り、スクラッチを確認しました。
弊社では損傷箇所をバイパスしてデータ復旧を行うことが可能ですので、難易度の高いこちらのモデルでもデータ復旧できる可能性が残されています。(残念ながら必ずうまくいくわけではありません。)
ただし、データが保存されているプラッタをバイパスしますので、ファイル単位での復旧率はどうしても下がります。
この辺りは損傷程度で毎度変わるのですが、今回のケースでは、運も味方し約8割近くのデータを救出することができました。
なお国内では、まだこういった作業を実施しているデータ復旧業者は少数であるようです。
データ復旧業者数社を経て弊社に再依頼になることがあるのですが、復旧不可と決めつけているのか、または顧客にキャンセルされたからか、いい加減な取り扱いをされ、プラッタに本来なかったはずの傷や汚れが付いた状態で送られてくることもあります。
こういった状態ではデータ復旧できたものもできなくなってしまい非常に歯がゆいです。
データ復旧業者選びは慎重にされることをお勧めいたします。
2020年8月31日・新規ご相談の追記
Apple iMacからのデータ復旧事例です。
今回は、他社に依頼したものの高額だったとのことで、弊社にデータ復旧およびパソコンの修理を改めてご依頼頂いたケースです。
今回、特殊なのはFusionDriveといってapple独自のSSDとHDDを組み合わせたRAID構成となっていることです。
SSDが高価なためSSDをキャッシュとして利用し、HDDと組み合わせることで安価かつHDD単体よりは高速動作するテクノロジーです。
ただし、データ復旧を行うとなると難易度が上がり障壁となります。
とはいえデータ復旧の技術も日進月歩なので、最近はFusionDriveと言えど特に問題なくデータ復旧可能です。
今回もっとも問題となるのはHDDの重度物理障害です。ST3000DM001で頻発しているヘッド故障とプラッタ故障がこのケースでも発生していました。
他社の作業レポートから判断すると、ヘッド吸着を解除してイメージ取得を開始、1本状態が悪いヘッドがあり、先に正常ヘッドのみでイメージを取得。状態が悪いヘッドからもイメージを取得しようとしたところで、すぐトドメが刺さって現在の状況になってしまったようです。
吸着解除後の悪化は珍しいのでレアケースです。運が悪かったものと思われます。
開封したところ、想定通りリングスクラッチが1面発生していましたが、残りの面からデータ復旧を試みることができます。
FusionDriveかつ、リングスクラッチというのは最大難易度と言って良いかもしれない内容でしたが、作業は成功。
理論的に救出可能なデータはすべて救出可能でした。
なお他社見積額についてですが約50万だったとのことです。弊社では約半額で対応させて頂きました。
しばしば弊社のご提示価格でも、かなり高額である印象を持たれてしまうこともあるのですが、実際は業界相場よりだいぶお安く対応させて頂いております。
相見積も歓迎しております。諦められないデータ、是非弊社にご相談ください。