【Seagate ST500DM002】認識しない・読み込まない症状のデータ復旧修理事例
カテゴリ:データ救出・復旧 pcfixs_f.iino | 2021/07/25
Seagate ST500DM002のデータ復旧事例です。
モーターは回るものの認識しない状態でご依頼頂きました。
今回の故障症状はファームウェア障害によるものです。
このモデル特有のものですが、電源を投入してから、特定のタイミングで修復作業を行う必要があるため非常に大変です。
タイミングがずれると永遠に復旧することができません。ただし何度もリトライすることは可能なので、まとまった時間が取れる時に、地道に向き合います。
今回は2時間程度試行してなんとかタイミングを取ることに成功。
無事全てのデータを復旧させて頂きました。
外付けHDD、Seagate ST500DM002のデータ復旧事例です。
少しだけ認識するがすぐ固まってデータアクセス不可とのことでご依頼いただきました。
診断の結果、ファームウェアの一部不具合とヘッド0担当プラッタの1部表面に不良が発生していました。
不良箇所を読もうとすると、ヘッドが故障した際のようにカシャカシャ異音を立てる状態で、
取り扱いを間違えると状態が悪化し、本当にヘッドが故障してしまいます。
Seagateのpharaohというこのファミリー特有といいますか、ものすごく良くある症状です。
プラッター表面のコーティング剤が経年劣化しているのではないかと考えています。
なお、データ復旧結果は良好です。ヘッド交換なしで99.9%のデータを救出し納品させていただきました。