【Seagate ST500LM021】異音がして認識しない症状のデータ復旧修理事例
カテゴリ:Windows, データ救出・復旧 pcfixs_f.iino | 2019/04/10
最近、なぜかこのHDDのデータ復旧のご依頼が増えております。
Seagate ST500LM021です。
PC内蔵のHDDでしたが、取り外した状態でお持ち込みいただきました。
ヘッドスタックという症状で運ばれてくることが多いのですが、
今回は少し違い「シャーシャー異音がして認識しない。ごく稀に認識するがすぐ認識が外れまた異音がする」という状態でした。
診断したところ磁気ヘッド損傷を確認。
早速開封して内部を確認、よくあることですがプラッタのエッジ部分にダストタイプのスクラッチを発見。
クリーニングを施し綺麗にした後、良品ドナーヘッドに交換、その後HDDを慎重に制御しデータ復旧に成功しました。
SeagateF3系全般に言えることですが、ドナーマッチがシビアなモデルとなります。
弊社では豊富なドナー在庫から的確に適合ドナーを探し出すことができますのでプラッタの表面に致命的な傷がなければデータ復旧可能な場合がほとんどです。
他社復旧不可の場合、ドナーが適合せず復旧不可になったケースも数多くあるものと想定されます。
(何度もドナー取寄せ、ヘッド交換作業を行うことが金銭的にもヒューマンリソース的にも困難なためです)
諦めきれないデータ、ぜひ弊社にご相談ください。
Seagate ST500LM021のデータ復旧事例です。
故障症状は「通電させてもモータが回らない。かすかに異音がする」状態でした。
診断の結果、ヘッドのプラッタへの吸着を確認。
7mmタイプのこの辺りの製品ですとかなりデリケートなのですが、適切に処置を施しデータ復旧に成功いたしました。
なお、この作業は重度物理障害という区分になりますが、磁気ヘッドを交換せずにデータ復旧できる場合、
磁気ヘッド交換が必要な場合と2パターンに分かれます。
このケースは磁気ヘッド交換が発生しなかったため、お安くご提供させて頂きました。
なお、今回は複数社の見積もりを経てのご依頼だったのですが、他社見積り額の4分の1程度で収まっております。
他社見積りの結果、価格面でご依頼を断念されている方、ぜひご相談ください。