今回、お持込頂きましたPCはSONY VAIO Lシリーズの  VPCL138FJ　です。

起動すると、黒い画面に白い文字で

「Chassis FAN, Speed Error」

とでてしまい、そこから先に進まないということです。

一度起動させてみると、PC上部の排気口からはそれなりに風が出ています。

このモデルはファンのスピードまでをBIOS側で管理しているので、BIOSをのぞいてみると、

４つあるファンのうち、CPU冷却用のファンではなく、

ケース内部全体のファンが【０RPM】で回っていないようです。

ということで、PC内部を見ていきます！

写真の右から、「1st CPU Fan」 「2nd CPU Fan」 「Power Supply Fan」とおっきいFanがありますが、

「Chassis Fan」では、ありません。

パッと見わかりずらいですが、「Chassis Fan」は小さく隠れています。

のぞいてみると、

まぁなんと。びっしりのホコリ登場です。

これでは、ホコリが突っ掛ってFanが廻れない状態になります。

取り出してみると、

ん～。なかなかです。

長年蓄積されたホコリがびっしりです。

これは、あまり珍しいことではなく、

一体型のPCは分解が複雑なものが多いので、ご自身で中を掃除するのは難しいですし、

ある程度きれいな部屋でも、長年使っているとこのくらいは溜まってしまうことが多いです。

ということで、まずは内部クリーニングを行いました。

電源を入れると、

ケースファン回りだしました！

なかなかのスピード出ていますし、冷却にも問題なさそうです。

もちろん新品のファンに交換することも、そのままファンを使い続けることもできるので、

お客様に選んでいただき、今回はそのままで内部クリーニングのみの納品となりました。