TOSHIBA 外付けHDD MQ01UBB200 HDD中度物理故障 データ復旧
カテゴリ:HDD・SSD, Windows, データ救出・復旧, 外付けHDD y.yamamura | 2017/09/30
今回は、TOSHIBAの外付けHDDのデータ復旧です。
この中に入っているのは、HDDのコネクタが通常のSATAではなく、
USBコネクタになっているMQ01UBB200というモデルのHDDです。
通常の外付けHDDの中には、SATAからUSBに変換する基盤が入っているので、
基盤を通してHDDのデータを読み書きしていますが、
これは、その基盤を無くして、直接USBケーブルに繋げる様になっている物です。
今回、通常にPCに繋いではPCがフリーズしてしまうくらいの物理故障でしたので、
データ復旧の特殊設備PC-3000に接続してデータ復旧をする必要があります。
ここで問題は、この設備、SATAコネクタ専用という事です。
という事で、このUSBコネクタをSATAに変える作業が必要になってきます。
平たく言えば、HDDの基盤をSATA仕様の物に交換する作業ですが、
これが、基盤にも様々ありますので、何か1つでも情報が違ったり、
伝達システムが違うと、HDD内部を損傷することになりますので、
豊富な知識量とかなりの注意が必要です。
という事で、弊社の豊富なTOSHIBAのHDDドナーから、
この基盤に合うものを・・・
ぴったりな基盤!見つかりました!!
固有情報の書いてあるチップを移植し、
見事、USBコネクタHDDからSATAコネクタHDDへと変身完了です!
これでやっと専用設備に接続することが出来ます。
ここまでが第0章。準備段階です。
専用設備に接続し、HDDも快調に動き出しました!!
ただ、相手は中度物理障害のHDDです。
まだまだ油断は出来ません。
しっかり経過を見ながら望むこと6時間。
何とか無事にデータを取り出すことが出来ました!!
HDD内部の損傷もある程度していたので、データ自体の復旧率は99.5%くらいですね。
お客様の必要だったデータは全部復旧出来ていた様ですので、
私たちも安心致しました。