TOSHIBA T451/58ER・リカバリ途中で失敗・FS破損の症状のデータ復旧実績
カテゴリ:HDD・SSD, Windows, データ救出・復旧, 起動しない・認識しない y.yamamura | 2017/10/31
今回お持ち頂いたのは、TOSHIBA T451/58ER PT45158EBFRです。
Windows10を入れてから動きが鈍くなっていたので、リカバリを試みるも失敗。
データもバックアップをしていなかったので、取り出したいとの事です。
こちらのPC、元々のOSはwindows 7が入っています。
Windows10は非対応のモデルになります。
リカバリすると、OSをWindows10に上げていても工場出荷時のwindows 7に戻るので、
データやインストールしたソフトは全部消えてしまいます。
ご自身で、リカバリを行う際は、しっかりデータをバックアップしてから行ってください。
まずはデータの状態を確認してみると、
OSが入っているCドライブの領域が、破損してしまっています。
Data領域のDドライブが残ってはいたのですが、こちらは使用していなかった様です。
問題は、どの時点までリカバリが進んでいたかです。
一番最初のパーティションをフォーマットするところでのエラーで止まっていれば、
ほぼ上書きが無い状態ですので、比較的完璧なデータ復旧が可能ですが・・・。
HDDのコピーを作り、このめちゃくちゃになっているFS(ファイルシステム)を修復して、
マウントしてみます。
残念ながらかなり進んでいた模様です。
OSは上書きされ、USERデータ内も自分のアカウントを作る直前まで進んでいた様です。
という事で今回のデータ復旧は、FS破損とフォーマット後のデータ上書き済みの論理障害です。
難易度は、比較的高めです。
623GB内を全部スキャンする事数時間・・・。
出てきました!!お客様のUSER名のフォルダがありました!!
残念ながら、個人情報なので、中身はお見せ出来ないのですが、
お客様名のUSERデータ内だけで215GB程度です。
フォルダ構成も名前もある程度しっかり出てきています。
今回は、PC自体も修理して使いたいとの事でしたので、
PCもリカバリを行い、復旧出来たデータも元の場所に戻し、
納品です。