【Western Digital WD20EARS-00MVWB0】HDDを認識しない症状のデータ復旧修理事例
カテゴリ:データ救出・復旧, 外付けHDD pcfixs_f.iino | 2018/09/27
Western Digital WD20EARS-00MVWB0のデータ復旧事例です。
Buffalo HD-CB2.0TU2/Yに内蔵されていました。
認識しないとのことでお持ち込みです。
診断したところ6本ある磁気ヘッドの内1本が故障し機能していませんでした。
6本全て役割がある部品ですので、1本が欠けただけでデータにはアクセスできなくなってしまいます。
(正確には専用装置を使用すると5本でも、データ救出を行うことは可能ですが、復旧率は下がります。)
高い復旧率を実現するために、今回のようなケースではヘッド交換が必要となります。
作業はクリーンベンチ内で、故障ヘッドを適合ドナーヘッドに交換します。
その際、マイクロスコープを使って、プラッタの状態も良く観察します。
よくあることですが、ダストタイプのスクラッチがエッジ部分に散見されたので全て丁寧にクリーニング。
ヘッド交換を実施後、無事データ復旧に成功しました
不良セクタ数300以下。ほぼ100%の復旧率でした。
WD WD20EARS-00MVWB0のデータ復旧事例です。
認識しないとのことでお預かりしました。
診断の結果は、磁気ヘッド故障によるもので、複数本存在ヘッドの内、2本が故障していました。
クリーンベンチ内で磁気ヘッド交換することで、ほぼ全てのデータが救出可能です。
なお、今回はドナーの互換性に少し難があり、計2回のヘッド交換が必要でした。
この度はご依頼ありがとうございました。